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[歌詞] アカイイト イメージソングCD「いつかのひかり」 - いつかのひかり

發表於 : 2008-01-26, 13:11
Orta
[標題] いつかのひかり
[作品] アカイイト
[作曲] MANYO (Little Wing)
[編曲] MANYO (Little Wing)
[作詞] 麗川智之
[歌手] 霜月はるか
[歌詞]

満ちる黄昏 溶ける面影
琥珀の世界 閉じ込めた
遠すぎる記憶 探してわたしは 歩き出す

旅路の果てに 見つけたあの日
終(つい)に手にした 温もりは
朝露に飲まれ 形をなくして 消えてった

流れる忘却の川(レーテ)が 隔てる彼岸に
たたずむ悲しい 目をしたあのひと
あふれる想いが こたえを求めて 呼ぶ

すべては泡沫(うたかた) 触れえぬ幻
それでもわたしは 現(うつつ)と信じて
いつかのひかりを 心の深くに しまうから

優しい日々を 残した写真
広がる赤に 飲み込まれ
大切なものを なくしたわたしは
夢に 欠片求め

目覚めた朝に 頬に残った
涙のあとが 唯一の
いつかに近づく 微かな手掛かり
それでも 思い出すよ――あの光景(ひかり)を
 
   
傾く陽射し 遠くひぐらし
はしゃぐわたしの 手をひいて
優しい笑顔で 隣を歩いて くれたひと

家路を辿る 道の途中で
ふと足を止め 振り返り
伸びたふたつの 影 ひとつに重なり 焼きついてた

夕陽に染まった あなたの横顔
みつめるわたしも 茜に色づき
交わした約束 大事にしまった 胸

すべては泡沫 儚い夢でも
心に抱(いだ)いた 温もり確かに
いつかのひかりは わたしを包んで くれるから

眠りの淵に 浮かぶ小船が
岸へと向かい 走り出す
眩しい朝日に 目覚めたわたしは
滲む 涙ぬぐい

見上げた空に たゆたう月が
満ちて欠けてを 繰り返す
季節は移ろい 思い出遙かに
それでも 忘れないよ――あの光景を

[歌詞] アカイイト イメージソングCD「いつかのひかり」 - 泡沫

發表於 : 2008-01-26, 13:13
Orta
[標題] 泡沫
[作品] アカイイト
[作曲] MANYO (Little Wing)
[編曲] MANYO (Little Wing)
[作詞] 麗川智之
[歌手] 霜月はるか
[歌詞]

天に満ちる
金に鏡さえ
覆いゆく叢雲

闇の落ちる
影の暗さまで
喰らいて夜深く

風に揺らぐ
枝の先に咲き
誇る花舞い散る

千代に続く
石(いわ)の長き身も
やがては塵と成る

散る花咲かす
果てある生命
紡ぐ苧環

すべては泡沫の夜に
儚く消える
それでも視ぬことのない
未来(あした)の夢

縁(えにし)が切れぬのなら
導きの糸
手繰り辿り進む
この泡沫

───

月に惹かれ
生まれ出(いず)る子の
苦に歪(ひず)む産声

その血を科す
病みの重さゆえ
望みの灯は絶える

丈を伸ばし
咲いた果てに老う
花の色悲しく

時の針が
刻み細る身は
燃え尽き灰と化す

死に逝く生命
焦がした祈り
抱(いだ)くこの宇宙(そら)

すべては泡沫の様に
儚く消える
それでも止むことのない
希望の歌

想いが絶えぬのなら
限りある定命(とき)
賭けて果てに向かう
この泡沫

───

すべては泡沫の代に
儚く消える
それでも廻る世界は
続いて行く

この夜が明けぬのなら
その先に待つ
陽射し目指し進む
この泡沫

泡沫の世に
儚く消える
廻る生命は
生まれて逝く

あなたが歩むのなら
血が尽きるまで
守り続けて往く
この泡沫